教育方針
1.学校教育目標
学び 育つ
「学ぶ」とは、知的好奇心をもって学習し知識・技能を習得することであり、体験活動や学級活動など
を通して、社会性、コミュニケーション力、自己有用感などを高めることである。
「育つ」とは、学んだことを基に向上的変容を遂げることである。教育者は、生徒個々の成長に敏感で
あらねばならない。また、評価を行い、それによって希望・自信をもたせなければならない。
「学び 育つ」のは、生徒のみのことではない。教職員も保護者も学校の教育活動全体を通じて「学び
育つ」のである。
◎ 目指す生徒像
・心身ともに健康で、逞しく、生活力がある生徒。
・真理を求め、意欲的に学習する生徒。
・豊かな心情をもち、互いにいたわり合い、励まし合いできる生徒。
・よりよい生き方を求め、思考し、表現できる生徒。
・勤労を愛し、自主的に行動できる生徒。
・ふるさとを愛し、家族や先人に感謝の心をもつ生徒。
2.本年度の努力点
(1)学力の向上
ア わかる授業、魅力ある授業を創造し、生徒の学習意欲を高める。
イ 各教科における目標、基礎・基本、指導の重点を明確にするとともに、共通理解を図る。
ウ 各種学力調査の結果を分析し、指導に活かす。
エ 授業研究をはじめ校内外の研究成果を積極的に取り入れ、指導力向上に努める。
オ 朝の時間を計画的・効果的に活用する。
カ 家庭学習・補充学習の充実をめざした取組を進める。
キ 読書教育を推進する。
ク 全教職員の共通理解のもと、特別支援学級の教育の充実に努め、各教科において適切な交流及び
共同学習を進める。
(2)体育・健康教育の充実
ア 保健体育科授業をとおし、生涯の健康や運動についての正しい認識を育み、適切な体育・健康に
関する活動の実践を促す。
イ 部活動の効率化を図るとともに、体力向上を推進する。
ウ 教育活動全体を通じて、食育、体力向上、安全、心身の健康の保持増進に関する指導に努める。
(3)特別支援教育の充実
ア 特別支援教育について研修機会をもつ。
イ 全教職員が特別支援学級の運営について理解し、協力する。
ウ 支援を要する生徒一人一人に対する「合理的配慮」を確立する。
エ「合理的配慮」の観点を明記した「個別の教育支援計画(つなぎ愛シート)」並びに「個別の指
導計画」を作成する。
(4)道徳教育の充実
ア「考える道徳」「議論する道徳」を目指した授業づくりを行う。
イ「特別の教科 道徳」の評価をさらに研究する。
ウ 教科の学習、体験的な活動、学校行事などあらゆる場面に道徳性を高める機会があることを意識
する。
(5)人権尊重の精神を育てる
ア 教職員全員が普段から人権感覚を磨き、人権意識高揚を心がける。
イ 社会における人権にかかわる問題について認識を深める学習を計画する。
ウ 常にいじめがない学校を目指し、定期的に調査を行うとともに、いじめに関する学習を実施する。
(6)特別活動の充実
ア 望ましい集団活動を通して、自主的・自律的な精神を養うとともに協力的で実践的な態度を養う。
イ 活発で一人ひとりが大切にされる学級活動を通して、個性の伸長をはかるとともに集団生活への
適応力を高める。
ウ 生徒会活動を活発にし、よりよい学校生活づくりに参画させ、責任感と自治能力を育成する。
エ 計画的・意図的な行事計画のもと全教職員が協力するとともに、情報を共有する。
オ Q−Uの結果を分析・活用し、個々の生徒との関わりや学級集団づくりを行う。
(7)キャリア教育の充実
ア 社会との接続を意識させ、生徒一人一人が社会的、職業的に自立し、社会の中で求められる自分
の役割を果たしながら自分らしい生き方を実現するための資質・能力を育む。
イ「人間関係形成・社会形成能力」「自己理解・自己管理能力」「課題解決能力」「キャリアプラ
ンニング能力」を高める取組を推進する。
ウ キャリア・パスポートを有効に活用し、生徒が主体的に学びに向かう力を育み、自己実現につな
ぐ。
(8)生徒指導の充実
ア「早寝・早起き・朝ご飯」を徹底する。
イ 家庭状況も含めた生徒理解に努め、生徒との温かい人間関係を築く。
ウ 学校学年の状況を分析し、指導方針については全教職員が共通理解を図り、足並みをそろえた指
導に努める。
エ いじめアンケートを定期的に実施するとともに、常にいじめ等の問題について早期発見・即時対
応をめざし、支援体制を整える。
オ 携帯電話・スマートフォン、ゲーム機等の長時間使用、メールやSNSを巡るトラブルへの対応
を検討し、未然防止のための学習を行う。
(9)安全・防災教育の推進
ア 交通安全指導、通学路の点検を定期的に行う。
イ 防災教育の充実に努めるとともに、より実際的な避難訓練を志向する。
ウ 校内防災委員会の自分の役割を自覚し、責任ある取り組みを進める。
エ 関係機関との連携を密にする。
(10)「地域とともにある学校」づくりの推進
ア 学校開放月間、諸行事、授業参観等の機会を通じて積極的に学校を公開する。
イ 校長・学校・学年・学級通信等、各種通信により情報発信に努める。
ウ ホームページを充実・更新する。
エ 学校運営協議会との積極的な協働を図る。
3.中学校統合に向けての取組の柱
(1)特に1年生については、統合時の3年生となることから、現3中学校の生徒が
円滑に統合できるよう、取組を実践する。
ア 教育課程等、常時3中学校で協議、連携をとりながら進めていく。
イ 3中学校間での行事・取組を増やし、生徒間の交流を深める。
(2)特に2・3年生については、文成中学校生として、誇りを持って卒業していけ
るよう、取組を実践する。
ア 地域の伝統や文化を理解し、地域の人々の思いに気づき行動できる生徒の育成をめざす。
イ 生徒一人一人が文成中学校の伝統と誇りを胸に、何ごとも最後まで成し遂げ、価値ある結果を得ら
れる取組を行う。
4.研究主題
「主体的、対話的で深い学びの実現を目指す教育実践」
〜自分の考えを表現する実践を通して〜
スクールプラン
いじめ防止